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便秘と下痢のしくみを知れば改善できる

 便秘と下痢に悩まされている人は沢山いると思います。

あなたは、これらがなぜ起こるのかをちゃんと理解しているでしょうか❓❓
TVやメディアで取り上げられる予防やサプリで本当に解決できるのでしょうか❓❓ 

 まずは、なぜ便秘や下痢という症状がでるのかを考える必要があります。症状がある人とない人の違いはなんなのかを知る必要があるのです。
 
 こういった症状があるのは普通ではありません。なんらかの異常が体の中で起こっているのです。これを放置すると、様々な病気へと繋がっていくのは容易に想像ができます。今からでも遅くありません。何歳でも遅くありません。

 便秘と下痢のメカニズムを説明し、どうやったら改善できるのかを説明していきます。
 

目次

便秘と下痢のメカニズム

 便秘と下痢は様々な病気の症状としてはもちろんですが、精神的ストレス、暴飲暴食、冷え、加齢、感染症など、日々のあらゆる問題を原因としておこります。

 では、便秘やと下痢は腸内においてどのような流れで起こっているのでしょうか❓簡単に説明すると、大腸の※ぜん動運動、便からの水分吸収、腸からの水分分泌という3つの働きが、便の状態を左右します。

※ぜん動運動・・・腸内にある「輪状筋」によって行われる運動のこと。胃に食べ物が運ばれれると「胃・結腸反射」と呼ばれる反射が起きて、このぜん動運動が起こります。

 ぜん動運動が活発だと、便の滞在時間が短くなって水分吸収が不十分になります。そこに腸からの水分分泌が加わり、軟便や下痢の状態になります。
 逆に、ぜん動運動が鈍くなれば、水分吸収が進み、腸からの水分分泌も低下することで、便秘を引き起こします。

幸せホルモン「セロトニン」の9割は腸でつくられる

 腸の調子が悪く悩んでいる方のほとんどは、やはり表情が暗く、元気がありません。実際、うつ病に悩む人はほとんどの人が便秘や下痢に悩まされているというデータがあるぐらいです。心の健康と腸内環境は密接な関係があるのです。

 脳と腸が双方向でやりとりする「脳腸相関」というものが人間にはあります。脳と腸の情報交換は脳からの一方通行ではなく、腸からも脳にメッセージを発信するのです。腸のコントロールは、すべて脳が支配しているのではなく、腸が自ら判断を下す機能を持つことから「第二の脳」とも呼ばれるのです。心と身体を健全な状態に保つには、腸の健康を維持することが欠かせません。

 人間の情緒に影響するホルモンで【セロトニン】という物質があります。幸福感との関連があることから「幸せホルモン」とも呼ばれています。実はこの【セロトニン】は9割が腸管で作られているのです。
 【セロトニン】には、腸管のぜん動運動を活発にしたり、自律神経のバランスを整えて、心を前向きにしたりする作用があります。また、興奮物質であるノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑える効果もあります。イライラなどを起こしにくくするのです。

 【セロトニン】を増やすために太陽の光を浴びることによって活性化してくれます。そしてウォーキングのような一定のリズムを刻む反復運動もセロトニンの分泌を促進してくれます。そして食べ物でセロトニン増やす為には、【トリプトファン】と【ビタミンB6】を含む食材になります。(バナナ、納豆、みそ、ブロッコリー、豆腐、ナッツ、玄米など)

自律神経が乱れると悪玉菌が増える

 空腹時にはお腹が鳴ります。このとき、腸内でなにが起こっているのかというと、腸管が大きく収縮し、散らかった腸内をおそうじしています。これを【MMC(伝播性消化収縮運動)】といい、殺菌性のある消化液が悪玉菌を処理し、環境を整えているのです。

 腸管のぜん動運動は、腸管神経が動き自体をコントロールしており、さらに、腸管神経と連携している自律神経が指令を出しています。自律神経のうち、興奮や活動時に優位になる交感神経が働くと、腸管の動きを抑えられ、逆にリラックスしているときに働く副交感神経が優位になると、腸管の動きが活発になります。

 ところが、ストレスや不摂生などによって、自律神経のバランスが崩れると、腸管の動きを正常にコントロールできなくなります。上記で説明した通りMMCが正常に働かなくなり、悪玉菌が増え、身体に不調をきたすようになるのです。

終わりに

 いかがでしたでしょうか。私たち人間の身体が不調になるのには、必ず理由があります。その大半の理由が自分たちの日々の生活の積み重ねなのです。

 今回は便秘と下痢についてでしたが、大半の不調は【腸内環境】が影響しています。そしてその腸内環境が悪くなる理由が日々の食生活や日々の生活習慣なのです。前回のblogでも書きましたが、わたしたち日本人は添加物と加工食品を食べ過ぎています。それが、腸内環境を悪くしているのは容易に想像ができるでしょう。
 上記で説明した通り、【腸内環境が悪い=脳の働きも悪い】のです。日本人の生産性が悪いのもこれらのことが影響しているでしょう。

 少しずつでいいのです。全く運動していない人は、朝外に出て太陽の光を浴びてみてください。5分でいいので歩いてみて下さい。その少しの行動が健康への第一歩になります。

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