ビタミンCはなぜ必要なのか
一般の人でも馴染みが深い【ビタミンC】。とりあえずビタミンCを摂りなさいと言われたことがある人は大勢いるだろう。
ただ、なぜビタミンCを摂った方がいいのかを説明できる人は少ない。何の為に摂っているのかを知らないで、何から摂ればいいのかを説明もできないで大人が子供に何を教えてあげられるでしょうか❓❓
私は思います。なぜ必要なのか、どんな効果があるのかを知らないで、とりあえずで伝える。このようなことが至るところで起こっているから、何が正しくて何が間違っているのかがわからない状態になっていると感じます。私たち大人が学ばないでどうするんですか。正しい情報を子供に伝えたいと思わないのですか❓❓
日本は本当に健康リテラシーが低く、危機的状況です。それは大人が思考停止になりTVの情報ばかりに惑わされているからに違いありません。そこから自ら調べようとしないことに私は驚きを隠せません。
【子供のため】【家族のため】という言葉を使うのなら、学んでください。健康リテラシーを上げていきましょう。
目次
ビタミンCは免疫力に重要
ビタミンCは、免疫力にとって最も重要な働きをしているといっても過言ではありません。免疫の中心であるリンパ球は、血液の中でも最もビタミンC濃度が高く、その活動にはビタミンCが必須です。ビタミンCは、リンパ球の増殖及びその働きにも大きく関与することが示されています。
ビタミンCの摂取は、風邪をひいた時に行うもっとも簡単で、もっとも、安全な対策です。風邪をひいた後に、比較的に高容量のビタミンCを摂取することが、風邪の状態を早く改善することが示されています。
風邪の症状を改善するには、ビタミンCサプリメントを摂取することが必要なわけではありません。キウイフルーツ🥝はビタミンCが豊富な果物で、キウイフルーツを摂取することで風邪が早く治ることが報告されているぐらいなのです。
YouTube ビタミンCたっぷりドリンクなどの健康食品に騙されるな
酸化ストレスと戦うビタミンC
ビタミンCは、体内の重要な【抗酸化物質】です。体の中で生じる様々な【酸化ストレス】に対抗するためには、体内に十分なビタミンCが必要になるのです。
ビタミンCは、消費されても体内で再利用されるシステムが存在します。しかし、日常の食事の質、ストレスなどにより、多くの抗酸化物質が必要な状況になると、ビタミンCは不足することになります。多くの慢性疾患、がんや糖尿病の患者ではビタミンC低下が指摘されているのです。
植物や魚類、両生類、爬虫類、鳥類などの動物は、ビタミンCを体内で合成する酵素をもっていますが、人はこの酵素を進化の過程でなくしているのです。そのため、ビタミンCは食事から摂取するしかありません。
・キウイフルーツ・レモン・オレンジ・パプリカ(赤)・ブロッコリー・芽キャベツ・サツマイモなどが豊富なビタミンC源になります。比較的摂りやすい食材が多いと思うので意識してみましょう。
終わりに
近年の食事は添加物や加工食品に偏りがちで、炭水化物過多や脂質過多に陥っているとたびたびこのblogでもお伝えしています。そのような食事をしている人は食物繊維の摂取量が全く足りていません。
ビタミンCが多く含まれているのは、野菜や果物です。これが現代人がミネラル、ビタミンが足りていない原因になります。
ビタミンCの1日の目安摂取量は15歳以上で100mgが推奨されています。妊婦や喫煙者は消費量が多くなるため、100mg以上の摂取が推奨されています。(妊婦:➕10mg、喫煙者:➕35mg)
ビタミンCの働きは上記で説明した以外にも、コラーゲンの生成や鉄の吸収を助ける働きもあるのです。逆に不足すると疲労や鬱状態になったり、傷の治りが遅くなったり、老化が速まってしまうなど様々な弊害がでてくるのです。
なぜこのような症状がでてしまうのか、なぜこの食材を摂ったほうがいいのか、なぜ改善しないのかなど、不調の原因を突き詰めていきましょう。その理由が今回紹介したビタミンC不足かもしれません。知らないままでは何も解決はしないのです。知って学んで実践して改善してを繰り返して不調というものはなくなっていくのです。
毎日の食事を茶色い物(ラーメン、揚げ物)ばかりで済ませるのではなく、明るい色をとりいれるようにしましょう。