酵素は命の源
【生命あるところに必ず酵素あり】といわれるように、酵素は人間が生命を維持していく上で、水や酸素と同じように必要不可欠な物質なのです。取り込んだ栄養成分の消化、吸収、分解といった加工こそが不可欠で、その肝心な仕事をするのが酵素なのです。
人間の生命活動において欠かせない酵素は、約2万種類を超える体内酵素の存在がわかっています。人間は、生まれながらに体の中に酵素を持っており、「酵素は一生のうちに生産量が決まっている、酵素を使い切ったときに寿命が終わる。」と言われています。そのため、この酵素をどれだけ上手に使うかということが大切になってくるのです。実際に加齢とともに酵素の生産量が減っていることは明らかになっているのです。
目次
体内で作られる酵素は消化酵素と代謝酵素
消化酵素は、食べた物を吸収しやすいよう分解するための酵素で、でんぷんを分解するアミラーゼ、脂質の分解をするリパーゼ、肉などタンパク質を分解するプロテアーゼという酵素が働いています。
代謝酵素は、消化酵素が栄養素に分解したものを、体の中で働かせるために働く酵素です。
代謝酵素の4つの働き
•新陳代謝・・・吸収された栄養素を体中の細胞に届けて、有効に働く手助けをします。
•デトックス・・・毒素を汗や尿の中に排出し、有害物質の除去に役立ちます。
•自然治癒力・・・体の悪い部分を修復し、病気を治す力です。
•免疫力・・・ウイルスなどから体を守る
1日で使える酵素の量は一定です。したがって、特定の場所で特定の酵素が大量に消費されると、体のほかの部分で必要な酵素が欠乏してしまうのです。大量のアルコールを飲み、肝臓でアルコール分解酵素が大量に使われると、胃腸で消化吸収に必要な酵素が足りなくなるということです。
病気で身体を修復する必要がある場合、代謝酵素が働き、消化酵素の働きが弱くなるため、食欲がなくなるのは体の自然な反応なのです。このことから酵素は、原型の体内酵素が先に作られ、必要に応じて作り変えられ、必要な場所で使用されるということです。
消化酵素をたくさん使う行為
1日に必要な体内酵素が一定量あり、必要に応じて消化酵素や代謝酵素に変わるということは、例えば1日で使える体内酵素が全部で10とした場合、消化酵素を7使えば、代謝酵素としては3しか使えない。しかし、消化酵素を2しか使わないなら、代謝酵素としては8も使えるということになる。
日常生活で、消化酵素をたくさん使うほど代謝はおろそかになり、寿命にも関係してくるということです。消化酵素をたくさん使ってしまう行為は、食品添加物やトランス脂肪酸、ファーストフード、ジャンクフードなどの消化しにくいものを口にしたり、暴飲暴食をしてしまうことです。
日常的に摂り続けてしまうことで、免疫力の低下に繋がってしまい、不調の原因にもなるため、食事は加工度が低く、なるべく生で摂ることが、消化の面でのメリットになります。生の食品は、分解酵素を含んでいるからです。それが食物酵素といいます。
食物酵素という食べ物から摂れる酵素
私たちが食べている食材にもともと入っている酵素で、生野菜、刺身、発酵食品などに含まれているのが【食物酵素】です。
体内にある酵素の生産量は有限で、過食の現代人は使いすぎてしまっているため、新鮮で安全な食材から食物酵素を摂ることはものすごく重要になるのです。ただし、酵素は熱に弱い性質を持っているため、加熱料理をすると壊れてしまいます。
私がおすすめしている発酵食品
•ヨーグルト
•チーズ
•味噌
•納豆
•キムチ
•ぬか漬け
これらを日常的に摂取していれば【腸内環境】改善にもつながるのですが、現状で腸内環境がかなり悪い人は
【ファスティング】を行うことを推奨しています。ドブ川に魚は繁栄しないように、腸内が汚かったらどんなにいい栄養を取り入れても意味がないというのが、私の考えになります。
Life developerでは【ファスティング指導】も取り入れていますので、興味のある方はぜひ一度お話を聞きにきて下さい。不調の根本的改善に繋がるかもしれません。
後に【ファスティング】についてのblogも更新するので、お待ちください。