筋トレは心も鍛えてくれる
日本人は欧米人に比べて、うつ病や不安障害が多いことが知られています。それはなぜなのでしょうか❓
精神医学や脳科学では、この原因をセロトニンの発現量の違いであることが明らかになっているのです。日本人の97%は脳内のセロトニン発現量が少なく、ネガティブなことに対して強い不安を持ちます。これによって日本人の特性である「まじめ」「几帳面」「責任感が強い」「人間関係のトラブルを嫌う」などの性格を形成するのです。これが、うつ病や不安障害を発病させる基盤になってしまうのです。
私たち日本人はどんなことにも不安になり、来るかも分からない未来に毎日のように怯えながら今を生きているのです。そんな全てに完璧主義な日本人は疲弊しきっているのは見てわかると思います。そんな日本人になにが必要なのでしょうか❓
メンタルをも改善してくれる【筋トレ】なのです。
目次
不安は常に隣り合わせ
人は約4000万年前に二足歩行を獲得し、森林からサバンナへの生活の拠点を移しました。しかし、そこにはライオンなどの肉食獣も棲み、捕食されるリスクと隣り合わせだったのです。そこで人がサバンナで生き延びることができた要因こそが「不安」だったのです。
日々不安と向き合い過ごしてきた個体が子孫を残すことができたのです。そして数百年という進化の過程で、私たち現代人の心にも「不安」という感情が生得的に受け継がれているのです。
現代でも、昔の状況に似た場面は沢山あります。学校や会社、家庭といった複雑化した人間関係は、現代人にとって大きな「不安」をもたらします。
このように「不安」とは、人間にとって必要不可欠な感情なのですが、過度な状態が続くと最終的にはうつ病などの心の病気になってしまうのです。
今までの研究では有酸素運動が不安を解消させるために最適だと言われていました。そのメカニズムとして、幸福感を高めるセロトニンやエンドルフィンといった神経伝達物質、神経成長因子の関与が示されています。
有酸素運動は、安静時の心拍数を減少させます。そのため、不安を感じた時などの心拍数の増加も相対的に抑える効果があるのです。
そして近年の研究で「筋トレ」も不安を解消する運動として注目されているのです。
筋トレは不安とうつ病を改善する
2017年に世界的に発表された調査結果で、筋トレは、健常者の不安を大幅に改善するとともに、不安障害やうつ病の患者の不安も改善する効果があると示されたのです。
また、これらの改善効果は、性別、年齢の影響も受けません。つまり、いくつになっても筋トレを行うことで、不安を和らげることができるのです。
運動をしない人に比べ、運動する人は、心身の健康が悪化した日が過去1ヶ月で1.49日少なかったのです。なお、過剰な運動はメンタルへの悪化に繋がることもわかったのです、(1回3時間、週に5回以上)
筋トレを行なっていた人では、週3〜5回、1回45分以上のトレーニングで20.1%にメンタルの改善効果が認められたのです。
日本人よ、筋トレしよう
上記でも伝えたとおり、日本人は特にセロトニンの発現量が少なく、不安になりやすいが故にうつ病などの病気を発症しやすい性質を持っているのです。そのため、欧米人に比べてメンタルヘルスに問題を抱えているケースが多いとされているのです。
どんな健常者でも、不安になりうつ病になる可能性があることを忘れてはいけません。そうなる前に、常に自分のメンタルをマネジメントする必要があるのです。
不安や落ち込んだりストレスを感じた時は、すぐに筋トレをしよう。全日本人よ今すぐ筋トレをしよう。