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最強の健康は最強の腸が作る

 腸は免疫の6割を担っているともいわれ、健康のキーワードは腸、それも腸に生息する腸内細菌なのです。

 人間の腸には100兆個もの腸内細菌が生息しています。腸に無数の神経細胞の集合体である神経節と、多くの血管が張り巡らされており、腸内細菌が腸内で作り出す物質が、神経や血液中を介して脳の機能にも影響をおよぼします。そのことから「脳腸相関」という言葉があるのです。

 簡単に言えば脳と腸の健康は連動しているということです。ストレスを感じると腸の動きが悪くなる。腸の働きが悪くなると脳が不安になる。などです。このことから腸は単に便を作るための臓器ではないということがわかります。

 「幸せホルモン」といわれる「セロトニン 」は、何と9割が消化管に存在しているのです。セロトニンは、うつ病と深い関係があり、腸内環境がよくなれば、うつ病の改善にもつながる可能性があるといわれています。

 心身の健康のためには腸内環境を整えることが重要なのです。そこで必要なのが発酵食品、食物繊維、これらをなるべく自炊して作ることです。

目次

発酵食品で腸内環境を改善

 最強の腸を作る方法、その一つは発酵食品をとることだ。中でもオススメなのはキノコ入り味噌汁です。きのこは、免疫力を上げる物質、βグルカンも豊富であり、生活習慣病の一種であるがん予防という意味でも有効なのです。

 1977年、アメリカで発表された栄養学の研究資料には最も理想的な食事は元禄時代以前の日本人の食事であると書かれていたそうです。 元禄時代の和食の特徴は、精白しない穀類、つまり玄米を主食として、季節の野菜や果物、海藻や小魚を中心にした食事を指します。

 発酵食品といえば、ヨーグルトを思い浮かべると思いますが、そのヨーグルトが自分の腸内環境に合っているかが重要になります。つまり、腸内にどんな細菌がいるかは人によって千差万罰。外から取り入れる菌との適性も人それぞれなのです。

 1日2回、1〜2週間ほど食べ続けて何らかの改善が見られたら、そのヨーグルトはあなたに合っていると考えられます。もちろん個人差はあります。

食物繊維で善玉菌を優位に

 腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌がいる。ただし一番多いのは日和見菌という、どっちつかずの菌。日和見菌は多い方の見方をするという特性をもっている。

 「腸内環境を整えましょう」「善玉菌を優位にしましょう」というのは、善玉菌が喜ぶものを食べて、日和見菌を善玉菌にしようという意味なのです。

 食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、両方とることが重要です。食物繊維食品には両方の種類の食物繊維が含まれていますが、バランスが異なります。たとえばゴボウに多く含まれるのは不溶性食物繊維です。一方、海藻類には水溶性食物繊維が多く含まれています。

 野菜=体に良いという単純なイメージだけでなく、野菜もこの二つがあることを意識してバランスよく食べるように心がけましょう。

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